【簡単に説明】VC(ベンチャーキャピタル)とは一体どんなものなのか?
さて、近年よく耳にするようになったVC(ベンチャーキャピタル)という言葉ですが、なんとなくわかっている人が多いと言った現状かと思います。
昨年、今年だけでかなり数のVCが立ち上がっていることもあり、この機会にご存知なかった方はこの記事で理解を深めてもらえれば幸いです!
そもそもVCは何をする企業なのか?
ベンチャーキャピタルとは、将来成長が見込めるベンチャー企業やスタートアップ企業に投資する組織のことを指します。
主に株式に出資することによって資金を提供し、出資先が株式公開(IPO)にこぎつけたり、M&Aを受けた際に株を売却し大きな利益を上げるビジネスモデルです。創業間もないベンチャー企業やスタートアップ企業の事業の急成長を手助けする非常に重要な存在とされています。
ただ、近年潰れるVCも多いので、長く続いているVCや成功率の高いVCに注目が集まっています。
VCにも企業同様に様々な形態がある
VCは一概に全てが同じような企業とも限りません。その中で大きく分けると「独立系 / 政府系 / 金融機関系」などがまずあげられます。
独立系であれば、系列の親会社を持たずにベンチャー投資を行っており、事業会社などの系列も無いため、事業提携などは行わず出資に対しての値上がり益のみを狙う事業スタイルとなります。系列がないので、事業のしがらみなどを気にせずに出資を受けることができます。
政府系であれば運営自体を政府機関が行なっている為、主に中小企業の支援や産業の活性化を目的としています。有名なところでは、INCJ(旧産業革新機構)があります。スタートアップ企業などの立ち上がったばかりの企業のためのベンチャーキャピタルへの投資も数多く行っています。
金融機関系ですと、地銀やメガバンク、保険会社やその他金融機関などが運営主体のベンチャーキャピタルです。金融機関としての強みを生かした事業連携や経営支援などが期待できるほか、資金調達においても支援を受けられる可能性が非常に高いので好む人も多いです。
独立系で有名なベンチャーキャピタル
JAIC(日本アジア投資株式会社)
NVCC(日本ベンチャーキャピタル)
政府系で有名なベンチャーキャピタル
INCJ(日本経済産業省)
政府系で有名なベンチャーキャピタル
三菱ベンチャーキャピタル
SBIインベストメント
https://www.sbinvestment.co.jp/
VCと出会うために必要なこととは
いきなり投資が欲しいからといって、すぐに投資というわけにも行きません。
まずは連絡を取ることから進行してみたり、知り合いで投資を行なってもらっている人がいれば、紹介などで繋がることが多いいケースもありますが、全く知り合いもいなければツテがない方に関しては、できるだけアピールするためにビジネスコンテストなどで入賞したりすると、VCへのアピールにもなりますし、経歴として認知してもらえるようになります。